パーマとヘアカラーの退色補正

前回の3月では初めてのパーマだったので毛先が曲がるくらいのゆるいパーマをかけたのですが、もう少しくるんとカールアイロンで丸めた髪の毛が長持ちするようにとかけることになりました。

ロッドは前回と同じくらいですがもう少し多く巻いてあります。
2回目なのとヘアカラーもしてある部分なので同じロッドでもしっかりかかるはずです。

パーマ液は前回と同じシステアミン(3,5%・PH8.8)のやや強めを使用しました。
パーマのロッド

予想通り前回よりもカールの効いた仕上がりになります。
これならこのまま自然乾燥でも大丈夫ですね。
パーマのかかり上がり

今度は、退色した色の補正をかねて前回よりも少し赤みを足します。

地毛がオレンジ味の有る明るい色なのですが、思ったよりも赤が少ない髪質のようです。

これ以上明るくする必要はないので、アルカリも過酸化水素の濃度も落として塗布しています。
ヘアカラーの退色を補正

画像では色がわかり難いですね。(施術前よりも赤みが少しでています)
ヘアカラーの退色補正の仕上がり

指で少し巻きながらドライヤーで乾かすとこのくらいのカールが出ます。
パーマのカール

32ミリのヘアアイロンで毛先から巻いて仕上げるとこんな感じです。
パーマのヘアアイロン仕上げ

ヘアカラーの傷みもパーマのダメージも今はほとんどないのでこのままの状態を維持していきましょう。

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横浜市青葉区の田園都市線たまプラーザ駅にて親の代、昭和51年からサロンドプラザ美容室を営んでいます。縮毛矯正のMR.ハビットを初期から導入し毛髪化学・ケミカル関係に興味を持って今日のオリジナル矯正に至ります。ヘアスタイルは作品でなくて商品!お客様が満足できるかが全てではないか・・・と思います。

大学デビュー?入学準備?

入学式ももうすぐです。
この春大学入学のために、カットとヘアカラーにパーマをかけます。

就職活動用のリクルートカットの次は、大学デビューのためのヘアカラーとパーマですね。
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アッシュブラウン?ベースにより発色は様々!

アッシュブラウンで染めてみました。
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メンズヘアカラー

サロンドプラザでは、白髪染めが多いのですが今回はメンズのおしゃれ染めです。
毛量は多く、太くて硬い髪質で地毛の色が8トーンくらいの髪の毛です。

太くて硬い髪質ですが、明るくなりやすくすぐに明度があがってしまう髪質です。

赤みが出やすいので、抑えた処方です。
ヘアカラー塗布状態

かなりそいであるので、ウエット時にはスカスカに見えます。(薄毛なわけではないですよー)
ヘアカラー流した後

ちょっとウイービングでアクセントを入れました。
ヘアカラーのウイービング

写真だとうまくカラーが見えませんね。(カメラもショボイ・・・)
ヘアカラーをドライ

これではウイービングもわかりませんねぇ。
ヘアカラーをドライ仕上げ

ヘアカラー後の別画像

フラッシュをたくとこんな風に見えます。フラッシュやライトを当てればツヤツヤできれいに見えます。
ヘアカラー仕上げワックス
元が丈夫な髪の毛で、カラーも塗り分けてますから、傷みは感じません。

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ヘアカラーや白髪染めを明るくカラーチェンジ!

ヘアカラーを望まれるお客様のか中には白髪染めをされている方も多くいます。
白髪を目立たなくするには黒めに染まるのが基本ですが、明るめに染める事も白髪を目立たなくさせる方法です。

白髪が見えるのは、黒髪の中に白い髪があるから目立つのだから、黒い髪の毛を白く?まではいかなくても明るくして、白髪との明度差をなくせば目立ちにくいもいえるわけです。

ブロンドや金髪の外国人に人の白髪が目立たないのと同じ事です。
逆も真なりですね。

白髪染めを希望される多くの方は、明るめの白髪染めを希望されます。
よく見ると白髪は染まりが浅くて浮いて見えるのですが全体としては違和感が少なく明るく見えます。

先日、白髪が目立たないようにしっかり染めていたお客様が、やっぱり今度は明るく染めたい・・・もちろん白髪が浮くのは承知の上で!(説明はしてあります。)

でも、暗く染めた髪の毛を明るくするのは簡単ではありません。
サロンでなら可能ですが、気をつけないとダメージが大きくなります。

元々の黒髪は明るくなっても、ヘアカラー(おしゃれ染めでも白髪染めでも)の暗さ(後から入れた色素)は明るくなりにくいのです。

ホームカラーなどで暗くなってしまい、やり直そうと黒く染まった髪の毛に明るい色を塗布して明るくはなりません。

つまり暗から明へのカラーチェンジは容易ではないのですね。
サロンなら脱染剤(脱色剤・ブリーチではないです)など、専用の剤が有ります。

毛染めの種類でもカラーチェンジが難しい場合があります。
市販ではいろいろな製品が出回っていて、成分も様々で輸入品だと特に日本ではあまり使用しない成分を使用している事もあり、それが影響する事もあります。

白髪染めを明るくいためずに染める事はできないと思います。
トリートメントで白髪を染める類のものは黒い部分は明るくはなりません。(元の黒髪でもカラーによる黒色でも)

だからその類のものは傷まないともいえるわけですね。
(そもそもあまり染まるという感じにはならないみたいです。)

染めてみてから、明るくならないのは・・・と後付の説明では言い訳になってしまいがちです。
染める前から説明すれば、サロンのスキルです。

同じことを話すのに前と後では雲泥の差です。
ホームカラーが普及していますが、使用するにはある程度(プロ並みとは行かなくても)の知識は必要です。

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ヘアカラーの放置時間

サロンのお客様には、ホームヘアカラーをしている方もいます。
ホームヘアカラーは手軽で市場は伸び続けているのでしょう。

サロンのヘアカラーのようにきれいに染まりませんが、それでも減る傾向にはありませんね。

多くの美容師様ブログには、ホームヘアカラーの問題点を挙げていますがプロ視点とお客様視点ではとらえどころが違うようです。

サロンドプラザでもホームヘアカラーのお客様に気になるところを聞いてみると、染まりが浅い・悪いとか色ムラ、もちが悪いなどの外見的な答えが多く返ってきます。

われわれプロ目線で言うとリタッチ技術の難しさや知識不足、限定された材料などから来るものこれらは即ち、傷みムラとなって髪の毛のダメージを進行させてしまうのでサロンヘアカラーをオススメしますとなるのでしょう。

この傷みムラは施術を難しくしてくれるので、美容師目線で言えばできればやらんでほしいとなるのでしょうか。

染まりムラも持ちが悪いも傷みにかかわってきます。
よく聞くのが、放置タイム!

どのくらい置いたらよいのか!

ヘアカラー剤を塗布してからどのくらいの時間を置くのかということです。
多くの方が、長く置けばそれだけ良く染まると勘違いをされているようです。

ヘアカラーは、化学反応により染まりますから反応が終わればそれ以上は染まらない事になります。
サロンヘアカラーもホームヘアカラーも放置時間は自然放置で30分くらいが多いのではないでしょうか。

30分というのは気温や髪質や毛経歴など、ある条件が一定の元での話でしょうから、条件により前後するのは言うまでもありません。

説明書に30分となっているのを1時間置いてもそれほど染まりが良くなるわけではありません。
少しは濃くなるでしょうが、それ以上に悪い事もあるのです。

ヘアカラーは、放置タイムと塗布量で直前の結果とその後の結果に違いが出てきます。
たとえば放置時間を30分にして塗布量を適正と少なめにすると少ないほうが染まりが浅く持ちも悪くなってきます。

今度は塗布量は適切で放置時間を短めと適正と長めにするとどうでしょうか。
放置タイムが短いとやはり染まりが浅くて色持ちが悪い結果となります。

長く置くと(多くの人がやっているんではないでしょうか。)割としっかりと染まります。

適正タイムで染めたときは、当然普通に染まります。

これだけ見ると長めに置いは方がよく染まってよさそうに見えますが時間の経過と共に変わってきます。

長く置いたほうが時間と共に色が早くあせて感触も悪くなってくるんです。
それがヘアダメージで、標準時間以上におくと色素はある程度は反応して染まるのですがアルカリや過酸化水素も長く髪の毛についているのでヘアダメージは進行します。

傷んだ髪の毛はキューティクルの捲れやマトリックス(髪の毛の中身)の流出などで、ヘアカラーの色を保持する力が衰え、日がたつにつれて色があせてきてしまうというわけです。

一時的にはたくさんの色素を保持して、よく染まったように見えますが落ちるのも早いので再びすぐに染めなくてはなりまませんね。

染めれば染めるほど髪の毛は傷みます(サロンヘアカラーの様にリタッチ技術があれば別ですが・・・・)から、色持ちもどんどん悪くなるし髪の毛も傷んできます。

見た目や感触も良くないし、サロンでのパーマやヘアカラーにも影響します。
ホームヘアカラーにも良い点はたくさんあります。

せめて時間は守って施術しましょう。自分のためにも、サロンのためにも?(結局はサロンでの出来が良くなるので自分のためになりますよ。)

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メンズカットとヘアカラー

サロンドプラザは、メンズカットのお客様も多くいます。
やはり男性美容師がいると来店しやすいのでしょう。

伸び放題の頭!
ヘアカット前
多く硬い髪質です。
ヘアカット前

ヘアカット前
短くサッパリと毛量も調整します。
ヘアカット後

ヘアカット後
続けてヘアカラーをします。
ヘアカラー後
ゴールドブラウンにヘアカラー、赤みの出やすい髪質なのでマットも少し入っています。
ヘアカラー後

ヘアカラー後

ヘアカラー後

ヘアカラー後

後で眉毛もチョチョッと・・・ねっ!

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ホームヘアカラーとサロンヘアカラーの持ちの違い

ホームヘアカラーとサロンヘアカラーの持ちの違いはどこにあるのでしょうか?

サロンヘアカラーと、その間にホームヘアカラーをされているお客様から成分の違いについて聞かれることが良くあります。

以前は、「サロンのヘアカラー剤も市販のものも成分に大きな変わりはないと思いますよ。」とお答えしていました。

ホームヘアカラーはすぐに色があせてくるけど、美容室で染めてもらうと色の持ちが良いのはどうして?

という問いに対しては「塗布方法など技術の違いではないでしょうか。」とお答えしていました。

メーカーの講習なんかでも同様の答えをいただいていたことがあったし、業界紙の著名なヘアーカラーリストさんも、ホームヘアカラーの白髪染めをしている方が案外きれいに白髪が染まっているのは美容室と違って時間をたくさん置いているからではないか?

というのがあって、そうなのかと思っていました。(もっとも、ヘアカラーは化学反応なので反応がすめばそれ以上は染まらない理屈なのですが・・・傷みは進みます。)

でも、美容師皆さんの考えや意見、実体験を聞いてみると違う感じがするのです。

ヘアカラーの色素には、直接染料と酸化染料があって直接染料は髪の毛の表面について酸化染料は髪の毛の内部(どの部分かは議論の余地があるようです。)に入るという違いがあります。

直接染料は、ムラになりにくく染めやすいが色の持ちが悪い!
酸化染料は、ムラになりやすいが色の持ちがよい!

つまり、ホームヘアカラーは簡単ですが色持ちが悪い、サロンヘアカラーは、技術がいるが長持ちするということではないでしょうか。(ヘアダメージは別です。)

こう考えるとつじつまが合うような気がします。

もしかしたら、ホームヘアカラーは毎回毛先まで染めてしまうことを想定して傷みを感じない(傷ませないではないですよ)ように感触良化剤なんか多めに入れているのかもしれませんね。

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ヘアカラーでぱさつく!髪がパサツキ傷む原因

ヘアカラーをしている人は髪の毛がぱさつくと感じている人が多いと多いと思います。
髪の毛がパサツキ傷む原因は何なのでしょうか?

ヘアカラーの成分、おしゃれ染でも白髪染めでもアルカリカラーなら、1剤と2剤の2つに分かれていて、1剤の成分は色素(主にジアミン系)とアルカリ剤(アンモニアやモノエタノールアミンなど)で2剤は過酸化水素(6%が多い)となっているはずです。

ヘアカラーをするとアルカリ剤により活性化された過酸化水素の酸化力により髪の毛のメラニン色素が壊されて色が明るくなり、そこに色素が入るのですが酸化重合といってジアミンなどの色素が過酸化水素の酸化力により発色して色味が着きます。

アルカリ剤は、脱色のためだけでなく髪の毛を膨潤させ、キューティクルも浮かせてヘアカラー剤を毛髪内に進入させやすくもするのです。

膨潤により浮いたキューティクルは少なからずダメージを受けるし内部も同様にダメージを受けます。

たんぱく質の1つであるメラニンをブリーチすれば、大きなダメージとなります。
最近良く話題に上るキューティクルの接着やしなやかさやぬめり(しっとり感)に欠かせない18MEAも流れてしまいます。チオエステル結合が切れるということです。

このようにヘアカラーが髪の毛を傷める、つまりパサツキやごわつきを起こす原因はアルカリと過酸化水素にあるといえるでしょう。しかし、この成分がないと髪の毛を明るくきれいに染めることは出来ないのですね。

アルカリと過酸化水素は必要悪といわれることが多い故です。

ヘアカラーをしている方、特にホームカラーをしているとカラーリングしたてのころはツヤも良くまとまりもよいのに数日するとパサツキやごわつきが気になってくることが多いのではないでしょうか。

それは、先ほどのアルカリや過酸化水素が髪の毛の中に残ってダメージを与えているのだと思います。
施術時のダメージと残留によるダメージです。

後から来る髪の毛のパサツキは残留物のせいといえるでしょう。
ヘアカラー直後の感じが良いのは、ヘアカラー剤に含まれるシリコンなどの感触良化剤によるものではないかと思います。

ぱさつく原因が残留物ならば残留させなければよいわけです。
美容室ならば当然のように対策・処理をおこなっているでしょう。

でも、ホームヘアカラーではいつものシャンプートリートメントでおしまいのはずですよね。
しかも、ヘアダメージをカバーするシリコンなど配合した皮膜系のシャンプーリンスです。

もしも、残留物の上から皮膜で覆って表面はツヤ良く仕上げ!と言う事になれば、中に残ったアルカリや過酸化水素が日を追うごとに髪の毛にどんな影響を及ぼすのか見当はつきますよね。

ヘアカラーで髪の毛がぱさつくなら髪がパサツキ傷む原因となる残留物をきちんと処理してくれる美容室を選んで、サロンカラーをするのがベストです。

それが無理なら、せめて処理出来るシャンプーやトリートメントを使用しましょう。

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ヘアカラーで毛先が黒くなる原因

ヘアカラーで毛先が根元よりも黒くなっている人がいます。
特にホームカラーの白髪染めをしている人に多いと思います。

原因は、毎回毛先まで染めるから・・・・ですね。
ホームカラーでは、どうしても毛先までカラー剤が流れて行きやすいのです。

特に泡のヘアカラーなど流れて行きやすいと思います。
そうなると、前回染めて色素が入っているところに再び色素が入ることになります。

繰り返すと色の上に色が重なるのでどんどん濃くなっていき毛先のほうが色が濃くなって黒く見えてしまうわけです。

髪の色は毛先に行くに従って少し明るいのが自然に見えるのですが、コレでは不自然で、きれいとはいえません。

そうなっている髪の毛の毛先は、黒くつやもなくかさ付いた感じで傷んでいます。

最初は、傷みも感じなくきれいに染まっていたホームカラーの白髪染めも回を重ねるごとに毛先が傷んできます。

白髪染めといっても、ほとんどの人は明るい白髪染めを使用しているでしょう。
白髪混じりの髪の毛を明るめのブラウンに染めるのですから、白髪も黒髪も同じブラウンに染めなければなりません。

白髪は色素がないのですから、入れた色がそのまま反映されるのですが黒い髪はそのままではどんな色素を入れても明るくはなりません。黒の上に何色をかぶせても黒は黒なのですね。

黒い髪の毛は色素を抜いて色を入れなければ、明るい色にはなりません。
ブリーチをするわけです。

つまり明るい(明るくなくてもアルカリカラーなら)ヘアカラーは、ブリーチで黒い髪の毛の色を白髪に近づけて(明るくして)そこに色を入れるということを同時にしているのです。

髪の毛が傷む大きな原因のひとつにブリーチがあります。
毛先まで毎回、ヘアカラーが着くと毎回ブリーチされるということになります。

毎回ブリーチされれば髪の毛はどんどん傷んでしまうわけです。
でも、ブリーチされるのに黒くなるのはどうしてか?

実はブリーチ剤で明るくなるのは髪の毛の色素、メラニンが分解(破壊)されるからでヘアカラーの色素成分であるジアミンはブリーチでは分解されにくいのです。

このことから、一度黒く染めてしまった髪の毛を明るくするのは大変で強いブリーチ剤や専用の色素落としが必要になります。

とは言ってもダメージの進んだ髪の毛は、特別なことをしなくても意外と早く明るくなってしまうものです。

でも、それが間に合わないくらい繰り返し染めると毛先は黒くなって傷んでしまうのです。
ヘアカラーで毛先が黒くなる原因は、髪の毛をいためる原因でもあったわけです。

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