パーマ時において髪の毛のダメージを減らす中間水洗!


ふと思ったのですが、パーマ時の中間水洗をサロンではしているのでしょうか?

30数年前の記憶では美容学校でも、パーマの実習で中間水洗はすることとスポイドでジャバジャバ流したはずです。(詳しい理由の説明はなかったです。当時はわかっていたのか不明ですが・・・美容においても後で理屈がわかって、それが理にかなっていたことが多い)

シャンプー台でシャワーで流すのが一番よいと思うのですが実際サロンでは、時間や場所の制約でスポイドで流すことが多いと思います。

中間水洗をしないサロンもあるでしょうし、それがダメと言うことでもないと思います。(サロンドプラザでもしない場合もあります。)

クリープパーマでは中間水洗は必須のことですが、すべての美容師さんが理由を知って中間水洗をしているのでしょうか。

知らなくても施術には関係ないかもしれませんが知っていたほうが知らないよりは良いと思います。

中間水洗をしたほうが良い理由を簡単に言うと、ミックスジスルフィドを減らすことができるからです。

ミックスジスルフィド結合はパーマによるヘアダメージの大きな要因のひとつと言われています。(システアミンが低ダメージなのはミックスジスルフィドの生成が少ないからと言われています)

水洗でミックスジスルフィドが流れるわけではないのですが、美容師ならパーマのかかる仕組みで平衡反応と言う言葉を聞いたことがあるはずです。

これも簡単に言うと右と左が同じになる(一方が減ればもう一方も減る)反応という感じです。

中間水洗で流すことができる髪の毛に余分な物としてジチオ(ヂチオヂグリコール酸)があります。(還元剤がチオグリコール酸の場合ですが)

このヂチオ(DTDG)とミックスジスルフィドは、式で表したときに左右に分かれて平衡反応の状態にあります。

つまり片側のジチオが水で流れてなくなれば、反対側のミックスジスルフィドも平衡反応を起しているので減ってくれると言うわけです。(細かく言うと左右ではなくて2つの式の平衡反応になります。)

ヂチオヂグリコール酸を水で流して髪の毛に悪い成分のミックスジスルフィドを減らすことができるから中間水洗は髪の毛のダメージを考えれば必要と言うことになります。

と言っても、1剤の効いた還元状態での水洗は膨潤が進んだり、間充物質が流れないか心配したこともありましたが、それよりもミックスジスルフィドを減らすことが髪の毛にとってプラスになるんでしょうね。(この辺は僕は詳しく判りません。)

ついでに言うと還元剤がチオグリコール酸だとヂチオヂグリコール酸、システアミンは解らないですが同じように反応して出来たRSSR(Hの取れた還元剤がくっついたもの)も、ヂチオ同様水で流せます。

システインもRSSRが出来ますが、水で流れないので流すにはPHをアルカリに持っていく事が必要になります。(ダメージを考えるとあまり得策ではないようです。)

更についでに言うと、普通に流しても還元剤は流せません。1時間以上は流しつづける必要があるそうです。(3日くらい流し続けるとさらに効果的・・・だそうですが無理!)

つまり、流してRSSRが減れば平衡反応によりヂチオは減り還元反応は進行するということです。クリープパーマの正体?はこの作用だった!(とおもっていたのですが、それだけでもないようです。)

髪の毛の傷みのことを考えるならパーマ時の中間水洗は必要だと思います。
(還元反応を促進させたり2剤の酸化をしっかりさせる意味においても!)

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