ヘアカラーリングの傷みを減らす工夫

サロンドプラザ美容室でのヘアカラーリングの傷みを減らす工夫や行程を書いておきます。(この方法は標準だったりオプションとして別料金の必要なトリートメントだったりしますので予約時や施術時にご相談ください。)

 

ヘアカラーの前に前処理といって傷んだところの処理をします。

毛先が多いのですが、ヘアカラーの作用を弱めたり(減力)定着をよくするPPTや脂肪酸を塗布しドライておきます。

弊社で言えばエルコスパワーKRT(高濃度ケラチンなど)やパワーCMC(脂肪酸)、原液の18MEA(CMC)などを状態にあわせて希釈混合して使用します。

 

ヘアカラー剤の塗布は、新生毛と既染毛などダメージにあわせて染める順番や時間、塗布量や2液の濃度などを変えていきます。

 

つやのない髪の毛の場合、ヘアカラー剤に18MEAとは別の脂肪酸(原液レベルでグリス状のものを使用)を混ぜるとつやが出て均等に染まりやすくなります。

 

特に毛先など傷みが蓄積されてるので、前処理に加えて1剤のアルカリや2剤の過酸化水素濃度など変える必要があると思います。

傷みを減らすことは退色の防止にもなるのし、退色してなければその部分はヘアカラー剤を塗布する必要もないので、ヘアダメージにはとても有効だと思います。

普段のヘアケアでも、そうしたことを意識していただくと髪の毛の傷みや退色も減りヘアカラー剤でカラーリングのたびに色を足す必要もなくなるので益々ダメージには有利になります。

何度も話したり書いたりしているのですが、髪の毛は一度傷んだところは治らないということを前提にしてください。

トリートメントは治ったように見えたり、健康毛のようなつやや手触りを与えますが健康な髪の毛に戻ったわけではないので気をつけないとさらに、さらにダメージを加速させてしまいます。

髪の毛の傷みもあるレベルを超えると修復(実はごまかし)の効果は望めなくなってしまいますから傷めない事を考えて施術することが大切です。

カラー剤を流すためのシャンプーですが、状態にってはヘマチン(原液を希釈)や炭酸水で乳化をして流します。(ヘマチンと炭酸は相性が悪いそうなので同時には使用しません)

シャンプー剤は、過酸化水素を分解する効果のあるカタラーゼ配合のシャンプーを使用します。

流した後のトリートメントは両親媒性のアミノ酸などアニオン系の浸透性の良いもの(原液から希釈)を塗布して時間短縮、 酸リンスや18MEA(原液から希釈)両親媒性の成分など数種類のカチオン系(何れも原液からの希釈)にリバイジングやPHCなどで、コンプレックスを狙い、持ちの良さとアルカリの中和や感触良化を目指します。

仕上げのローションやヘアオイルも成分調整したものや性能的に厳選したもの(市販品では問題のあるものもあるようです。)を使用して仕上げます。

このように、サロンのヘアカラーリングは傷みを防止・予防するために色々な工夫をしているのです。(他の美容室様も同じでしょう。ある程度の料金をいただいているなららば・・・)

ホームカラーとは技術面においても使用製品面においても比較にはなりません。

このような理由から髪の毛の傷みや仕上がりを考えるなら、やはりサロンに任せるのが良いと思っています。

それが叶わないのなら、出来るだけ傷みを減らすホームカラーをお勧めします。