髪の傷みにトリートメント!

髪の毛の傷みをトリートメントで治しましょう。

 

よく言われる言葉です。美容院などでも夏に傷んだ髪の毛をトリートメントで治しましょう。

とすすめられたことがあるかもしれません。

 

しかし、最近は一度傷んでしまった髪の毛を治すことは出来ないという意見も多く聞かれるようになっています。

 

確かに髪の毛は死んでいる細胞の塊といえますから再生することはないと思います。

生きている細胞のように治癒力も再生能力もないのですから、傷口がふさがるように治すことは難しいと思います。

 

弊社でも傷んだ髪の毛は治らないというように考えているのですが、傷んでいない状態のようなツヤや手触り、弾力などを付与するというのがヘアトリートメントの役割と考えています。

 

もちろんそれには限度があり、そうなってしまったら出来るだけ傷ませない状態を維持しながら、すでに傷んでしまっている部分は、健康な状態に見せかけながら伸ばしてカットしてなくしていくのが良いと思っています。

 

少々屁理屈(詭弁?)のように聞こえなくもないですが、剥がれたキューティクルがにょきにょき生えてきたりするトリートメントなんてありえないと思います。

 

屁理屈ついでに言えば、肌など生きている細胞が傷ついてもその細胞が再生するんじやなくて新しい細胞が細胞分裂によって出来上がるから、治癒するのではないんでしょうか?(よくわかりませんが・・・)

 

そうだとすれば死んだ細胞は治らないいということになり、最初から死んだ細胞の塊である髪の毛は治るはずもないというのが私個人の考えです。

 

本当は髪の毛を傷ませないのが一番よいのは誰にでもわかることですが、だからといってパーマやカラーをしないで、くるくる頭やペッタンコ頭、白髪だらけで良いわけがありません。

 

いくら髪の毛が健康(毛髪科学上)でも、それでは心が病んでしまいます。(と思います)

それでよい人はよいのですが、そうでない人が圧倒的に多いのは事実でしょう。

身だしなみよりも一歩進んでおしゃれという観点からもヘアダメージを伴うことも承知の上の選択でしょう。

 

しかし、傷んだ髪の毛ではキレイでない、きれいに見えない、言いかえればおしゃれでないのも事実です。元来、おしゃれとは無駄を伴うものと私は考えています。

 

気持ちの問題であり、実益が伴うものではありません。多くの場合ですが・・・

 

白髪が多くて具合の悪くなる人もクセ毛がひどくて病気になる人もいないと思います。

薄毛の研究がなかなか進まないのは、命がかかわるものではないからとも思います。

 

 

話が少しそれてしまいましたが、傷むことを承知で施術したりされたりするのですから、せめて髪の毛の傷みは最小限に抑えておきたいものです。

 

そういうことで髪の毛の傷みを改善すべくトリートメントをすすめられたり、してみたりするわけです。

 

具体的には表面の皮膜補修や内部の空洞を充填・結合と言う事になると思います。

皮膜といえば数年前から色々といわれているシリコン(シリコーンですね)ですが、一概に悪者ということはなくて、適材適所(便利な言葉です・・・)、塩梅(死後か!)よくすれば問題はないと考えています。

 

シリコンが悪いということでノンシリコン・・・ノンシリコンが入ったシャンプー?(なわけないか・・・)

 

確かにシャンプーにシリコンはなくてもよいかなと私見ですが、思います。(トリートメントにはあってよいとおもいます)

でも、シリコンの変わりにXXX-10や7などでコアセルベートなんてものあまり変わらないような気もします。(ブームもあって売れ行き故の選択か!)

 

最近は表面処理のトリートメント成分として18MEAも注目さていますね。分岐脂肪酸の働きって奥深いものがあります。

 

内部補修は、PPTが主体のものが多いと思います。それも加水分解のものですね。

良い成分ですが、注意も必要と思います。(サロンケアにおいてもホームケアにおいてもです。)

 

内部補修といえば浸透力に優れた両親媒性の成分も優れものです。

ただし、浸透しやすいということを考えれば、その逆を防ぐ手立てを考えないと、効率のよい効果を期待できなくなると思います。

 

髪の毛の傷みを出来るだけ減らすということにおいては、サロンでのヘアカラーやパーマ(縮毛矯正)の施術行程に取り入れるトリートメント的なものも重要と考えています。

 

話が長くなるので、今後の記事にしていきますね。

サロンドプラザの考えとして髪の毛にトリートメントは必要と考えていますが、その方法(使用タイミング!)や成分、濃度など考えて行わないと効果を期待できないこともあるというのがあります。

 

サロンケアにおいては当然ながらホームケアにおいてはなおさら(毎日サロンに通うわけには行かないでしょうから)正しい選択が重要でしょう。

 

ホームケアをきちんとしているにもかかわらず、髪の毛の傷みが改善されないのなら一考の価値はあると思います。

 

信頼の置ける美容師にアドバイスを受けるのもオススメです。(コレも難しいか!かかりつけのお医者さんのように頼りになる美容師を探しましょう。)

ドラッグストアの店員さんでは、わからない?でしょっ!