水で髪の毛が傷む?って、いまさらなにも言うこともないのですがお客様とのお話で話題になることもあるので個人の考えなどを書いておきます。
調べれば色々な美容師さんたちが説明してくれているし、突っ込みどころ満載のコマーシャルなのは皆さん周知の通りではないでしょうか。
あのコマーシャルで言っているのは水道水に含まれる銅イオンが髪によくないというのですが、カルシウムイオンのほうが・・・とか、このシャンプーの活性剤のほうが・・・・とか、キレート剤がなぜ最後に水で流すトリートメントに・・・とか書かれちゃっていますね。
水道水に含まれる金属イオンが髪の毛に悪さをするというのは何年も前から言われていて、あるメーカーもカルシウムイオンに対するキレート剤やその効果について書かれていると思います。(今回のコメーシャルとはべつの大手ですが)
カルシウムイオンは感触の悪さなど、感じるくらいに引き起こすと思いますが銅イオンはドウなんでしょうかね???。
極論すれば水道水でなくても水は髪の毛を傷めるといえそうです。
良く、洗った後の髪の毛はすぐに乾かしたほうが痛みが少ないと言いますがコレも水は髪の毛を傷めるからなんじゃないでしょうか?
ぬれているとキューティクルが浮いていて、髪の中身も溶け出しやすいと言いますが、コレは髪の毛が水を吸い込む、つまり膨潤しているからなんでしょう。
髪の毛の結合が安定するPHは、4.5から5.5くらいといわれていていわゆる等電帯とか等電点とかいうやつです。(ちなみに乾いている髪の毛にPHはありません)
このくらいの弱酸性が髪の毛には良いのですが(シャンプーなんか弱酸性を売りにしているものもあります。石鹸シャンプーでもない限り今の世の中で弱酸性でないシャンプーってあるんですか?)
対して水は普通ならPH7の中性です。PH5くらいがよいものにとって、PH7というのはアルカリ側に傾いているといってよいでしょう。
このことから言っても、水は髪の毛を傷めると言うことがいえるのですね。
シャンプー後のぬれた髪の毛は、早めに乾かしておきましょう。
気が向けば書きますがにおいの元やダニの温床にもなりますよ~ん!