ヘアカラーリングの傷みを減らす工夫

サロンドプラザ美容室でのヘアカラーリングの傷みを減らす工夫や行程を書いておきます。(この方法は標準だったりオプションとして別料金の必要なトリートメントだったりしますので予約時や施術時にご相談ください。)

 

ヘアカラーの前に前処理といって傷んだところの処理をします。

毛先が多いのですが、ヘアカラーの作用を弱めたり(減力)定着をよくするPPTや脂肪酸を塗布しドライておきます。

弊社で言えばエルコスパワーKRT(高濃度ケラチンなど)やパワーCMC(脂肪酸)、原液の18MEA(CMC)などを状態にあわせて希釈混合して使用します。

 

ヘアカラー剤の塗布は、新生毛と既染毛などダメージにあわせて染める順番や時間、塗布量や2液の濃度などを変えていきます。

 

つやのない髪の毛の場合、ヘアカラー剤に18MEAとは別の脂肪酸(原液レベルでグリス状のものを使用)を混ぜるとつやが出て均等に染まりやすくなります。

 

特に毛先など傷みが蓄積されてるので、前処理に加えて1剤のアルカリや2剤の過酸化水素濃度など変える必要があると思います。

傷みを減らすことは退色の防止にもなるのし、退色してなければその部分はヘアカラー剤を塗布する必要もないので、ヘアダメージにはとても有効だと思います。

普段のヘアケアでも、そうしたことを意識していただくと髪の毛の傷みや退色も減りヘアカラー剤でカラーリングのたびに色を足す必要もなくなるので益々ダメージには有利になります。

何度も話したり書いたりしているのですが、髪の毛は一度傷んだところは治らないということを前提にしてください。

トリートメントは治ったように見えたり、健康毛のようなつやや手触りを与えますが健康な髪の毛に戻ったわけではないので気をつけないとさらに、さらにダメージを加速させてしまいます。

髪の毛の傷みもあるレベルを超えると修復(実はごまかし)の効果は望めなくなってしまいますから傷めない事を考えて施術することが大切です。

カラー剤を流すためのシャンプーですが、状態にってはヘマチン(原液を希釈)や炭酸水で乳化をして流します。(ヘマチンと炭酸は相性が悪いそうなので同時には使用しません)

シャンプー剤は、過酸化水素を分解する効果のあるカタラーゼ配合のシャンプーを使用します。

流した後のトリートメントは両親媒性のアミノ酸などアニオン系の浸透性の良いもの(原液から希釈)を塗布して時間短縮、 酸リンスや18MEA(原液から希釈)両親媒性の成分など数種類のカチオン系(何れも原液からの希釈)にリバイジングやPHCなどで、コンプレックスを狙い、持ちの良さとアルカリの中和や感触良化を目指します。

仕上げのローションやヘアオイルも成分調整したものや性能的に厳選したもの(市販品では問題のあるものもあるようです。)を使用して仕上げます。

このように、サロンのヘアカラーリングは傷みを防止・予防するために色々な工夫をしているのです。(他の美容室様も同じでしょう。ある程度の料金をいただいているなららば・・・)

ホームカラーとは技術面においても使用製品面においても比較にはなりません。

このような理由から髪の毛の傷みや仕上がりを考えるなら、やはりサロンに任せるのが良いと思っています。

それが叶わないのなら、出来るだけ傷みを減らすホームカラーをお勧めします。

ホームヘアカラーのやり方

ホームヘアカラーは、家で手軽に出来るのでここ数年は人気が出ています。

泡のヘアカラーやブラシに乗せて梳かすだけでクスリが混ざって塗布できたり、必要な分だけ使用できて残った分は次回にも使用できる製品など消費者の利便性を考えたヒット商品が多くありますよね。

 

しかし、それと同時に髪の毛の傷みに悩む人も増えています。髪の毛の傷みに困るのは本人だけではありません。

 

美容師も困っています。前回お話ししたムラ染め(傷みムラ)は、縮毛矯正やパーマの難易度を上げてしまうからです。

 

そこで、ホームヘアカラーの上手なやり方を考えてみました。

 

はじめに、ヘアカラーの傷みの原因を考えて見ます。

成分的なものとしては、アルカリと過酸化水素が代表的なものです。

技術的なものとしては、ヘアカラーを塗布する場所(毛先や根元)や量や時間でしょう。

 

このことから考えれば、成分的な傷みはその性質を打ち消す成分の使用で、技術的な傷みには今までのやり方を見直すことで対処するのが良いと思います。

 

ヘアカラーに限らず、剤は付いたところに付いた量だけダメージを起こすということを基本に考えてみると、ヘアカラーも毛先までカラーがない場合を除いて、新しく伸びた部分(新生毛)を染めるようにするのがダメージを抑えるのに効果的です。

 

それには、泡タイプやブラシの溝に乗せて梳かすタイプは適さないことがわかります。

どちらのタイプも新生毛の部分だけカラー剤をつけるのは困難です。

メーカーは利便性を訴えるばかりで、デメリットまでわざわざ高いCM費用を払ってまではしませんからね。(トリートメントカラーという言葉なんて誤解を招きそうです。)

 

髪の毛へのダメージを考えると、狙ったところに塗布しやすい刷毛塗りタイプが有利です。

 

手順としては、傷んでいる毛先などの前処理から始めます。

プロと違って毛先にカラー剤をつけないで塗布するのは難しいですから、傷みの予防やクスリの減力という意味において必要だと思います。(サロンでも前処理は必要です。特に毛先まで染めるケース)

 

前処理、中間処理、後処理などありますがサロンのヘアカラーで少し詳しく説明しようと思います。

白髪染めとおしゃれ染めがありますが、製品の説明書にあるように白髪染めは白髪の多い部分の根元からたっぷりと、おしゃれ染めはネープ(襟足のほう)など太くて体温の低い染まりにくい部分から(新生部の長さにより根元約1センチあけて)染め始めます。

 

このときには出来るだけ以前に染めた部分(既染毛)にヘアカラー剤をつけないようにすることが重要です。

 

既染毛の部分は、既にカラー歴があるのですから再び塗布すればダメージは足されていきます。白髪染めでは新生部にはたっぷりとカラー剤をつけることが染まりを良くします。

 

ダメージを減らすには、放置タイム(カラーをつけた後の時間)も重要です。

基本的には、説明書にある時間以上は置かないようにしましょう。

 

化学反応を利用していますから時間以上置いても傷みは増えますが染まりはそれほど変わらないはずです。

 

理屈としては、新生毛だけを染め続けることが出来れば髪の毛の傷みはヘアカラー一回分だけになります。(境目の色をなじませるのに軽くコーミングは必要です)

 

しかし、現実はそうはいきません。特に泡カラー剤やブラシで梳かすタイプは毛先のほうまで薬剤が付いてしまいます。(自分ですればなおさらです)

 

さらに問題は、毛先の状態です。大抵は退色といって色があせて明るくなっているはずです。毎回毛先まで染めているとダメージも蓄積されて退色も早くなります。

 

頻繁に(一週間一回とか)白髪染めをしていると毛先が退色するヒマがなくて、黒ずんでいる場合もあります。(ダメージもかなり多いしバランス的にもNGです。カラーは毛先に行くにつれ少し明るくなるのが自然です。)

 

根元の新生毛は生まれたてで傷みもないですから、カラー剤もしっかり効かせる事が必要です。毛先も退色していれば色を入れねばならないのでカラー剤の塗布は必要です。

 

ここで、時間差が必要です。毛先は傷んでいるしある程度色も残っているのでカラー剤のついている時間は短時間でよいのです。

 

最初に根元に塗布してある程度時間を置いて根元に色が入ったら毛先に伸ばして短時間で流すことが必要です。

 

最初から毛先まで塗布してしまうから、傷みが加速してしまうのです。

シャンプーも出来ればヘアカラー用のものでしっかりと洗って、しっかりと流しましょう。

トリートメントも塗布後は時間を置いてから流します。

 

ホームヘアカラーでは、サロンのような技術も専用のトリートメントもないので、出来るだけ必要ないところにはカラー剤をつけないことと、時間を守り傷みや染まりに応じた時間差を考えるようにすると良いと思います。

理想はヘアサロンでのプロにお任せするヘアカラーリングですが、時間的にも経済的にも難しい人は、出来るだけ髪の毛に負担をかけないホームヘアカラーを目指しましょう。

われわれ美容師も助かります。次回は、サロンドプラザでしている傷まない工夫を書いていく予定です。

ホームヘアカラーの傷み

ホームヘアカラーで、髪の毛の傷みを気にされている方は多いと思います。

サロンにおいてもホームヘアカラーをされているお客様の縮毛矯正には気を使います。

 

特に気を使うのは、お客様がそのときの事情で全体を染めたり、前だけだったり、分け目だけとか気になる部分だけを短期間でカラーリングをする方の場合です。

 

美容師さんの中でも、ヘアカラーは髪の毛を傷めますから全体(この場合、根元から毛先という意味ではなくて、平面的に捉えた部分ということです)を染めるのは1回おきにして、今回は前側を染めて次回は全体を染めましようという人がいたり、

ひところ流行った(今も流行っているのかも?)ウイービングも髪の傷みが少なくてすむということを言う人がいましたが、どちらのケースも髪の毛の傷みが減るんじゃなくて、傷んだ髪の毛の部分が相対的に少なくなるというのが正解なんじゃないでしょうか。

 

MR.ハビットなど縮毛矯正を施術する場合にこのような状態の髪の毛は難易度が一気に上がります。

 

単純にヘアカラー剤のついたところは傷みます。

髪の毛の傷みは足されていきますから、一回カラーが付いたところと2回付いたところではヘアダメージも違ってきます。

 

さらに言えば多く付いたところと少なく付いたところでもダメージの度合いは違うのです。

 

もし、毎回のヘアカラーで頭全部の新生毛(前回ヘアカラーした後に生えてきた髪の毛の部分)のみを均一な塗布量で染め続けることが出来れば、髪の毛の全ての部分がヘアカラー一回分のダメージになります。

 

つまり傷み方が均等になるということです。コレはコレでダメージヘアですが傷み方のムラがないので難易度は高くありません。

 

しかし、現実にはありえないことで我々プロの技術でも100%は出来ないでしょう。

 

ホームヘアカラーで、全体を染めたり、分け目だけ染めたり、途中で薬がなくなって出来るところまでだったり、毎回毛先まで染めたり、見えない後ろはなんとなく染めたり・・・・

 

実際、ホームカラーできれいに染まっているようでも、後ろの根元のほうは染まってなかったり、表面はきれいに染まっている(様に見えている)方でも、実は染めるたびに毛先までカラー剤を延ばしているので、染まりムラが少なく染まりますが、髪の毛の中の損傷は他の部位の比較ではないはずです。(特に毛先ですね。)

 

特にこのような染め方をされている方で、毛先が根元よりも黒くなっていてかさかさしていればかなりの注意が必要です。

 

ホームカラー毛は傷みムラが多い髪の毛といえます。髪の毛は傷んでいるところほど薬(パーマ液・縮毛矯正の薬・ヘアカラー剤も)が良く効きます。薬の効きすぎは即ダメージにつながります。

 

細かく言えば髪の毛自体も部分部分で太さや薬に対する抵抗力が違います。さらに言えば、カラー以外のダメージの蓄積も考えなければなりません。

普段のホームカラーが、サロンでのパーマや縮毛矯正、勿論ヘアカラーの難易度を上げているのです。

 

ホームヘアケアでも効果を上げるのが難しくなります。

では、ホームカラーでこのような傷みムラ(染まりムラ)を出来るだけなくすには、どのようなことに気をつけたり、どのようなことをすれば好ましいのかを次回に書こうと思います。

サロンのヘアカラーとホームカラー

サロンのヘアカラーとホームカラーではどこが違うのでしょうか?

 

仕上がり、価格、手間など色々と違いはあると思います。

結論から言えば、セルフヘアカラーとサロンヘアカラーでは全てが違う!

 

と言う事になってしまいます。

 

当サロンでヘアカラーをされているお客様から、友人でセルフカラーをされている方がいて、「簡単だから、あなたも自分でして見たら?」と会うたびにすすめられるそうです。

 

「本当に自分でも簡単に出来るかしら?」と聞かれても・・・

コチラとしては、なんとも答えようがありません。

お友達がそれで満足しているなら、それでよいのでしょうが少なくともヘアカラーリングが簡単とはとても思えないのです。

 

ヘアカラーの染色理論など解れば解るほど、髪の毛の内部や外部でどのような反応が起こっているのか知れば知るほど、むずかしい技術です。

 

ためしに、「そのお友達の髪の毛はきれいですか?」

とお尋ねすると、「それがそうでもないなのよ。だから私は、美容室で染めてもらうわといつも話しているのよ。」というお答えでした。

 

幾分(本当はかなり)ほっとしながら、「そうですよね。自分ですると周りを汚したり、目に入ったら大変ですよ。 他にも色々あるのでサロンでヘアカラーをオススメします。」とお話ししました。

 

セルフカラーのメリットは、リーズナブルで自分の都合でいつでも出来る、お手軽(簡単とは違いますよ)、テレビコマーシャルでも簡単にキレイに出来るような印象を受けます。(しかも、トリートメントカラーなんて名前までつけて・・・)

 

人気タレントさんが、ツヤツヤピカピカの染め上がりで宣伝していますよね。

(まさか、本当にあの人気タレントさんたちが夜な夜なバスルームで、せっせとセルフカラーしているなんて思う人はいないでしょうが・・・ついでに言えばドラッグストアの数百円のシャンプーも然り!です・・・)

 

サロンカラーとホームカラーは、お互いにメリットがデメリットになると思います。

きれいな髪の毛を目指す美容師たちにとっては色々と問題になるセルフカラーですが、どこが良くないのでしょうか?

 

セルフカラーをしていると?

 

 

美容院が儲からない!

といわれれば間違いではないのでしょうが、自分でへアラーをしている方で、髪の毛の傷みが気になる人は多いと思います。特に毛先に行けば行くほど金髪や赤茶けたり、トウモロコシのひげみたいになっているのだと思います。

 

コレこそセルフカラーのなせる業!

 

サロンカラーでなっちゃう(やられてしまう?)人もいますが、プロとそうでない人(素人とも言います・・・)の技術の違いでしょう。

 

髪の毛の傷み方の違いのほかに、染まり具合の違いもあると思いますう。

きれいに染まってない、ムラ染めになりやすいのがホームカラーです。

 

ホームカラーを発売するメーカーも染まりムラを減らすため色々と考えているようで、泡のカラーなどいい例ではないでしょうか。

 

でも、美容室側から見れば困ったヘアカラー剤です。

みんなきれいに染まって美容室に来ない!・・・・ウソウソッ!

 

プロ用のカラー剤として某メーカーが数十年前にも泡のヘアカラー発売して、私もメーカー講習に行きサロンに導入もしましたが・・・・数年でなくなりました。色々な不具合がでて!

 

コレこそ、ホームカラーゆえに起こりやすいデメリットなのです。

長くなりそうなので、次回に書きます。

 

でも、あんなキレイなタレントさんが宣伝すれば、期待してしまうのは無理もないなぁ。

シャンプーは泡立っていますか!

シャンプーは泡立っていますか!といささか変わったタイトルをつけましが、毎日のシャンプーで十分な泡を立てて髪の毛(正確に地肌ですが)を洗っていますでしょうか?

 

正しいシャンプーの方法などネットで検索すると山のように出てきますのでここではあえて書きませんが、髪の毛の傷みや頭皮のトラブル、さらさらの髪の毛にならない悩みなど案外この辺りにあるのかもしれません。

 

たまにお客様から質問されることがあったのですが、美容室でシャンプーしてもらうと髪の毛にもつやが出てさらさらになるけど、やっぱり美容室のシャンプーは違うのでしょうか?

 

確かに当サロンでもシャンプーはサロン専用品ですが、オプション(別料金)でない場合は、ベーシックなシャンプーやリンスを使用するので、そんなに仕上がりが大きく変わることはないと思います。

 

ならば、やはり洗い方が違うのではと考えられます。

お金をいただくわけですから、プロのシャンプーです。

といっても、きちんと洗ってきちんとすすぐ!たったコレだけです。

 

でも、それが重要なんだと思います。

当サロンのお客様の中で、どうも髪の毛の状態がよくない方が幾人かいらっしゃいます。

使用しているシャンプーは、市販レベルから私のオススメを使用しくれている方までさまざまです。

 

皆さんに事あるごとに地肌をきちんと指の腹で洗って、すすぎはイヤというほどおこなってリンス・トリートメントもある程度はしっかりすすいでいますか?と伺っても、全てイエス!です。

 

なぜだろう?色々聞いているうちに、シャンプーしてるときにテレビのコマーシャルのように泡がたくさん立っていますか?

 

と伺うと、それが泡があまり立たないのよ・・・

それでわかりました。皆さんシャンプーのときに泡が立たないようでした。

その原因は、薄めていたり、少量だったり、一部分だけ付いていたりということです。

シャンプーは髪の毛を傷めるとの思いから使用量が足りないとか、使ってはいるのですが手のひらにたらしてそのまま洗い始めるので、最初のところだけ泡だって周りにはシャンプーがいきわたらずに終わってしまうという感じなのでしょう。

 

通常シャンプー剤は薄めたりしないで、手の平などに適量を垂らしもう片方の指ですくって地肌の何箇所かに分けてつけましょう。あわ立ちが悪いところは、再び足して洗います。

 

汚れがひどくてあわ立たないなら、一度流して二度洗いをします。

きちんと、汚れや古い皮脂を落とせばさらさら感もツヤも出やすくなります。

シャンプーは汚れを落とすものです。頭の脂も酸化してしまえば髪にも頭皮にも悪いものとなります。

 

パサツキを恐れて過酸化脂質が残っては髪の毛はきれいになりません。

あわ立ちもキューティクルをシャンプー時の摩擦から守るために必要です。

 

シャンプーはしっかりと泡立てて洗いましょう。

オーガニック?天然?自然派?

オーガニック?天然?自然派?

今日もお客様とシャンプーなどヘアケアについてお話していると天然の自然派化粧品メーカーの発売している無添加シャンプーとトリートメントを使用しているということがわかりました。

 

なぜそんな話になったかというとここ数ヶ月、お客様の髪の毛の状態がよくない(むしろ悪くなっている)からです。

 

何かヘアケアで変えたところはありませんかということでシャンプー・リンス(トリートメント)を変えたことがわかっのです。

天然由来の成分だからやさしくて安心とおっしゃいます。

石油系や合成界面活性剤が良く悪者にされますが、オーガニック製品がよいと必ずしも賛成が出来ないのは私だけでしょうか。

勿論、自然でよいものはたくさんありますが、合成品の良いところもたくさんあります。

たいていのものは安価で製造できて製品に安定性があるし、メーカーも十分に安全性を確認しているはずですから多くの人にとって信用性は高いでしょう。

反対に天然の成分は、自然のものですからそのときの出来によってムラが出来そうですね。

農作物でも、そのときの天候などで美味しく出来たりそうでなかったりするのですから、同様に同じ性能を自然に任せて保つというのは難しそうです。

いつのころからか、オーガニックとか自然派がやさしそうに思う人が多くなっていますがそうとばかりは言えないという事もあるのではないかと思います。

勿論、自然や天然を否定するつもりは毛頭ありません。

合成品でも安価と手軽さを追求するあまり、デメリットを生じるものがあるからです。

でも、ヘアカラーにしてもヘナだからアレルギーを起こさない安全な製品かといえば決してそうではなくて、最初から全て信用して使用してしまうのは考え物です。

 

自然界には刺激物や毒物、アレルギー物質もたくさんあります。

ありえないけど天然のスギ花粉で作ったヘアトリートメントなんてあってもスギ花粉症の人は使う気にもならないでしょう。いくら天然といっても・・・

要は、個々が正しい知識と選択眼を持つことでしょう。

シリコン(正しくはシリコーン)なんか、だいぶ悪者扱いされてきたけれど最近は、悪者を否定(良い物とは言いませんが・・・)する人も多くなってきて、汚名返上しつつありますがシリコンもバランスの問題なのだと思います。

 

ただ成分だけを見て良し悪しを判断するのではなくて総合的に判断できる考え方が必要なのだと思います。

先日テレビで、本を読むときは崇拝や反抗、衒学をしないようにしようというのがありましたが、どのような物事についても同じことが言えると思います。

つまり、自分が好きな(支持している)作者の作品ははじめから全て信じて、嫌いな作者の作品は最初から否定しアラを探しながら読むなということらしいです。

さらに、自分の見識や博識を見せびらかすために読むことはしないようにということらしいです。

これ即ち、先入観を持って物を見ることはしないようにということなのではないでしょうか?

 

世の中色々な情報や物が出回って、選ぶほうも大変ですが、きれいな髪の毛を維持するためにも正しい選択眼をもつ必要がありそうです。(そこにつながるか!)

MR.ハビットは樹脂で伸ばす縮毛矯正?

MR.ハビットは樹脂で伸ばす縮毛矯正みたいに思っている人もいるようです。

強い薬で髪の毛を軟らかくして樹脂でまっすぐに固めて伸ばす!

 

というように理解している人もいるようです。

確かにMR.ハビットの薬には樹脂が多く入っています。でも、その樹脂を入れている目的は違うと思います。

 

MR.ハビットに樹脂が入っている理由は、傷みを抑えてしっかりと癖毛を伸ばすためと考えています。

たとえばMR.ハビットなど縮毛矯正はパーマの原理で髪の毛に作用しますから、このことから考えればパーマ液を作用させて、そのほかの作業はハビットと同じにすれば同じ結果が出ると考えがちですが、それではまっすぐにならなかったり髪の毛が傷んでしまいます。

 

その結果から、ハビットと同じ方法でパーマ液のみを変えて施術して思わしくなかったのだからその違いは樹脂にある。

 

だから樹脂で伸ばしていると考える人もいるのでしょう。

 

でも本当の理由は、簡単に言いますと(簡単なほうが理解しにくいのですが・・・)膨潤を抑えて、軟化をさせ髪の毛の中身が溶け出ることを減らし、キューティクルの浮きも少なくなるということを期待しての樹脂なのですね。

もちろん、皮膜もつくるでしょうが強固な物ではなくて、シャンプーをすれば取れていくものと聞いています。

つまりしっかりと伸びてそれが長く続くというのは、樹脂のせいではなくてその他の部分にあるのですがその辺はまたの機会に気が向けば書いていきます。

 

MR.ハビットは樹脂で伸ばす縮毛矯正と勘違いをしている人も多いようですが、そうではないということです。

 

樹脂でまっすぐになればパーマ液もいらないし、髪の毛も傷まないので便利なんですけどね。

※現在においてサロンドプラザ美容室の縮毛矯正は、サロンドプラザオリジナル縮毛矯正となっています。

ただし、技術の根幹は長年MR.ハビットで培ってきたアイロン不使用のブロー技法となります。

髪の傷みにトリートメント!

髪の毛の傷みをトリートメントで治しましょう。

 

よく言われる言葉です。美容院などでも夏に傷んだ髪の毛をトリートメントで治しましょう。

とすすめられたことがあるかもしれません。

 

しかし、最近は一度傷んでしまった髪の毛を治すことは出来ないという意見も多く聞かれるようになっています。

 

確かに髪の毛は死んでいる細胞の塊といえますから再生することはないと思います。

生きている細胞のように治癒力も再生能力もないのですから、傷口がふさがるように治すことは難しいと思います。

 

弊社でも傷んだ髪の毛は治らないというように考えているのですが、傷んでいない状態のようなツヤや手触り、弾力などを付与するというのがヘアトリートメントの役割と考えています。

 

もちろんそれには限度があり、そうなってしまったら出来るだけ傷ませない状態を維持しながら、すでに傷んでしまっている部分は、健康な状態に見せかけながら伸ばしてカットしてなくしていくのが良いと思っています。

 

少々屁理屈(詭弁?)のように聞こえなくもないですが、剥がれたキューティクルがにょきにょき生えてきたりするトリートメントなんてありえないと思います。

 

屁理屈ついでに言えば、肌など生きている細胞が傷ついてもその細胞が再生するんじやなくて新しい細胞が細胞分裂によって出来上がるから、治癒するのではないんでしょうか?(よくわかりませんが・・・)

 

そうだとすれば死んだ細胞は治らないいということになり、最初から死んだ細胞の塊である髪の毛は治るはずもないというのが私個人の考えです。

 

本当は髪の毛を傷ませないのが一番よいのは誰にでもわかることですが、だからといってパーマやカラーをしないで、くるくる頭やペッタンコ頭、白髪だらけで良いわけがありません。

 

いくら髪の毛が健康(毛髪科学上)でも、それでは心が病んでしまいます。(と思います)

それでよい人はよいのですが、そうでない人が圧倒的に多いのは事実でしょう。

身だしなみよりも一歩進んでおしゃれという観点からもヘアダメージを伴うことも承知の上の選択でしょう。

 

しかし、傷んだ髪の毛ではキレイでない、きれいに見えない、言いかえればおしゃれでないのも事実です。元来、おしゃれとは無駄を伴うものと私は考えています。

 

気持ちの問題であり、実益が伴うものではありません。多くの場合ですが・・・

 

白髪が多くて具合の悪くなる人もクセ毛がひどくて病気になる人もいないと思います。

薄毛の研究がなかなか進まないのは、命がかかわるものではないからとも思います。

 

 

話が少しそれてしまいましたが、傷むことを承知で施術したりされたりするのですから、せめて髪の毛の傷みは最小限に抑えておきたいものです。

 

そういうことで髪の毛の傷みを改善すべくトリートメントをすすめられたり、してみたりするわけです。

 

具体的には表面の皮膜補修や内部の空洞を充填・結合と言う事になると思います。

皮膜といえば数年前から色々といわれているシリコン(シリコーンですね)ですが、一概に悪者ということはなくて、適材適所(便利な言葉です・・・)、塩梅(死後か!)よくすれば問題はないと考えています。

 

シリコンが悪いということでノンシリコン・・・ノンシリコンが入ったシャンプー?(なわけないか・・・)

 

確かにシャンプーにシリコンはなくてもよいかなと私見ですが、思います。(トリートメントにはあってよいとおもいます)

でも、シリコンの変わりにXXX-10や7などでコアセルベートなんてものあまり変わらないような気もします。(ブームもあって売れ行き故の選択か!)

 

最近は表面処理のトリートメント成分として18MEAも注目さていますね。分岐脂肪酸の働きって奥深いものがあります。

 

内部補修は、PPTが主体のものが多いと思います。それも加水分解のものですね。

良い成分ですが、注意も必要と思います。(サロンケアにおいてもホームケアにおいてもです。)

 

内部補修といえば浸透力に優れた両親媒性の成分も優れものです。

ただし、浸透しやすいということを考えれば、その逆を防ぐ手立てを考えないと、効率のよい効果を期待できなくなると思います。

 

髪の毛の傷みを出来るだけ減らすということにおいては、サロンでのヘアカラーやパーマ(縮毛矯正)の施術行程に取り入れるトリートメント的なものも重要と考えています。

 

話が長くなるので、今後の記事にしていきますね。

サロンドプラザの考えとして髪の毛にトリートメントは必要と考えていますが、その方法(使用タイミング!)や成分、濃度など考えて行わないと効果を期待できないこともあるというのがあります。

 

サロンケアにおいては当然ながらホームケアにおいてはなおさら(毎日サロンに通うわけには行かないでしょうから)正しい選択が重要でしょう。

 

ホームケアをきちんとしているにもかかわらず、髪の毛の傷みが改善されないのなら一考の価値はあると思います。

 

信頼の置ける美容師にアドバイスを受けるのもオススメです。(コレも難しいか!かかりつけのお医者さんのように頼りになる美容師を探しましょう。)

ドラッグストアの店員さんでは、わからない?でしょっ!

グーグルさんはすごい!!

取り合えずという感じでいまさらながら始めているブログですが、さすがはグーグルさんです。

もうインデックスされていますね。

 

ブログを書く目的は、備忘録としてならともかく営利目的の企業であるならば情報発信をして顧客を獲得したいというのが少なからずあるものと思います。

 

皆さんは、ネットで調べ物をするときに検索エンジンを使うことでしょう。

グーグルであれヤフーであれ検索エンジンを使うなら検索エンジンにキャッシュされていなければなりません。

 

ヤフーでいくら検索してもヤフーが認識していなければ検索結果に出るはずもありません。

グーグルの検索結果をヤフーも利用し始めて久しいですが、どちらでもほとんど同じ検索結果が期待できます、

 

横浜市青葉区の美容室/たまプラ親父のユル日記は、どこにもリンクなど貼っていない(貼られていない)状態ですが、しっかりとインデックスするのですから感心してしまいます。

 

順位なんて気にしてはいませんのでわからないのですが、きちんと正しいことをしていけば結局は自然と検索される機会も増えるのだと思います。

 

グーグルさんもユニークな魅力あるコンテンツを発信していけばよい結果が期待できるといってますから今後も続けてみようと思います。

髪の毛の傷みついてでも書いて見ましょうかね。

MR.ハビットは古い縮毛矯正か?

MR.ハビットは古い縮毛矯正か?

 

というのは、いまどきの若い美容師の中にはMR.ハビットを知らない人もいるというのを聞いたからです。

 

昔は・・・とハビットの話をされたりしたら、今はもうないの縮毛矯正かと思われてしまうかもしれません。

事実、MR.ハビットを縮毛矯正としてメニューに上げているサロンは少ないでしょう。

 

ワンレンストレート全盛時にクセ毛を伸ばして、料金は3万五千円からとなれば営業的にも魅力ですから、一時期は雨後の竹の子のようにMR.ハビットを導入する美容室が増えたわけです。

 

しかし、もともと縮毛矯正技術は簡単なものではありませんからいくらプロの美容師でも今日講習を受けて明日から施術というには無理があります。

 

お客様にとっては、前に話したコーラの話ではないですがMR.ハビットならドコの美容室でも同じ結果が出ると信じて施術を受けに来るでしょう。

 

その結果、伸びないとか傷んだなどクレームになることもあって、MR.ハビットに対する色々なうわさが立ったのだと思います。

知恵袋など見ますと???な答えも多く乗っています。それが美容師からの答えであってもです。これについては後々書いていく予定です。

 

そんな時、アイロンによる縮毛矯正というのが出てきて簡単で短時間、経験の浅い美容師でも出来ると多くのサロンが導入したようです。(実際はMR.ハビットと同じように簡単ではないはずですが・・・)

 

事実、MR.ハビットネットワークに加盟していた美容室は当時多かったのですが、今では本当に少なくなってしまいました。

 

流行が去ったのと、アイロン矯正という選択肢も出て価格も落ち着いてきたというのがその理由(美容室のメニューからなくなった)だと思います。

 

そのような背景もあり、今ではMR.ハビットの看板を掲げている美容室は少なくなったので、MR.ハビットを知らない人やMR.ハビットは古い縮毛矯正と思う人がいるのでしょう。

 

しかし、MR.ハビットは古い縮毛矯正ではなく、当時から比べれば格段に進歩していると思います。

施術店舗の数が減った原因の1つとして、ハイトーンのヘアカラー(ブリーチも含めて)のブーム(ホームカラーの影響が大きい!)があると思います。

 

ヘアカラーによって髪の毛が傷み縮毛矯正の難易度をあげるため保証制度を取り入れているMR.ハビットは高価格のせいもありクレームとなることもあるので、そこまでリスクをしょってまで導入する価値がなくなったと感じた美容室が多かったからではないでしょうか。

 

逆に考えれば、現在においてMR.ハビットをメニューにして成立している美容室はそれらをクリアして生き残った技術力のある研究熱心なサロンであるといえるのではないかと感じています。

 

決して安売り店では出来ない技術だと思っています。当店もそうですがMR.ハビットの基本はあっても美容室オリジナルの工夫や技術は必ずあるはずです。

 

サロンドプラザでも、数々の企業秘密といえば大げさですが独自の技術を取り入れています。当然それは進化して常により良い結果を探る形となっています。(メーカーも含めて・・・FMCB理論など納得の理論ですね。)

 

ですから、MR.ハビットは古い縮毛矯正か?と聞かれれば、最新の技術ですと答えます。

少なくともサロンドプラザでは!

※現在においてサロンドプラザ美容室の縮毛矯正は、サロンドプラザオリジナル縮毛矯正となっています。

ただし、技術の根幹は長年MR.ハビットで培ってきたアイロン不使用のブロー技法となります。