カットでできることは限られています。
どんなスタイルもカットできるわけではありません。
色をつけるにはヘアーカラーリングが必要だし、曲げるにはパーマが必要です。
カットで髪の毛が流れるようにするとか、カットでボリュームを出すとか言いますが、そうなりやすくはできますが、そうなるにはパーマが必要です。
ブローやアイロン(コテ)、カーラーなどでもある程度はできますが、ベースにパーマがあると、もっと楽にできると思います。
癖毛を落ち着かせるというのもカットだけでは限界がありますよね。
縮毛矯正があって、癖毛が落ちつくのです。
とはいっても、その度合いや求めるものが人それぞれなので定義付けることは難しいのではないでしょうか?
日本人の髪質は太く多く硬く黒く・・・
と言われることが多く、そこから持つ印象は重く硬く暗い・・・
などがあると思います。
ですから、西洋人などに多い細くて軽くて明るくて柔らかい髪質からもたらされる印象に憧れ、近づけようと思うのでしょう。
カットも、日本人の髪質を考えて柔らかく軽く見せるための毛量調整、ソギの技術も格段に進歩したのではないでしょうか。
髪の毛を伸ばしていて、長さはきらないで軽くしてほしいと言うことで、今回は毛先を切って、後はソギ(毛量調整)です。
髪の色は明るくて、ヘアカラーもパーマもなし、ヘアダメージはほぼなくて多くて硬い髪質です。
さらになかなか見事な?ハチハリ絶壁と言う、これぞ日本人やデェー・・・と言う頭の形!
毛量を減らせるところは減らし、残すところは残し・・・
毛量調整をすることにより、ボリュームの差が生まれてメリハリがついたのですっきりして見えると思います。
毛先はぺらぺらにしないで、髪の毛のダメージを抑えてパサツキやゴワツキが出ないようにすることも必要です。
そぐ位置や量も大切で、そげば薄く軽くなりますがヘアダメージが起きたり、スタイルの持ちに差が出てきます。
そのときのフォルムだけを捕らえてカットするのは、スタイルの持ちが悪くなることが多いのではないかと思っています。
計算されたソギが、伸びてきてもバランスの崩れにくい持ちのよく手入れのしやすいヘアスタイルを実現できるのだと考えています。
もちろんカットだけではできないスタイルにはパーマが必要で、カールやウエーブ、更なるボリューム感(部分的に)がほしい場合にはパーマです。
結局は、パーマか否かではなくて希望のスタイルを実現もしくは楽にスタイリングできるかでパーマの必要性が決まるんでしょうね。
横浜市青葉区の田園都市線たまプラーザ駅にて親の代、昭和51年からサロンドプラザ美容室を営んでいます。縮毛矯正のMR.ハビットを初期から導入し毛髪化学・ケミカル関係に興味を持って今日のオリジナル矯正に至ります。ヘアスタイルは作品でなくて商品!お客様が満足できるかが全てではないか・・・と思います。