冬は乾燥の季節であるように髪の毛も乾燥しやすくパサツキや静電気に悩む人が多いと思います。
サロンドプラザでもそのような相談を受けることがあります。
髪の毛の傷みが気になって来ると美容院などでトリートメントで解消しようというのが今までは普通でしたが、近頃はトリートメントは髪の毛を傷めるのでトリートメントはしないほうが良いという意見もあるようです。(もちろんその在り様によってと言うこと!)
トリートメントが髪の毛を傷める?傷めるんじゃ、もはやそれはトリートメントと呼んではいけないんではないでしょうか。
トリートメントは髪を治せるものではありませんが、傷めるものでもないと思います。(そのようなものが存在する可能性はありますが・・・)
髪の毛の傷みは治すことはできない・・・どうせ治らないなら何もしなくて良い!
というわけではないと思います。
髪の毛の傷みを治すことはできなくても傷みを進行させない、そこから更に傷みを増やさないように予防し健康な状態の感触や外見を整えることは必要で重要なことです。
皆さんの目的は髪の毛の健康を手に入れることではなくて、きれいなツヤのある扱いやすいさらさらな髪の毛を手に入れることが目的のはずです。
そのためにはダメージをさせないと言う事が必要な事と言うわけで、健康中身ならよいと言う事ではないと思うのです。
死んだ細胞の髪の毛だから、外からなにかしてあげないといろいろな要因で日々劣化をしていくことになります。
シャンプーや濡れることでさえ厳密に言えば髪の毛は傷みます。日に当たることや風に当たり乾燥することでも髪の毛は傷んでいきます。極論ですが髪の毛も生まれたときから傷み続けていくのです。
髪の毛は一日に平均0.4ミリ、1ヶ月で1.2センチくらい伸びるといわれています。根元から約1センチ先でも30日近くも前にできた髪の毛ということで毎日洗えば30回のシャンプーやブロー、アイロンの熱にさらされて数え切れないブラッシングや紫外線、風にさらされているわけです。
それを何もしなかったら・・・やっぱり傷むんではないかと思います。
さらにヘアカラーや縮毛矯正やパーマなど化学処理(酸性カラーだってヘナであっても)をすれば髪の毛にとってはストレスになるでしょう。
死んでいる細胞ゆえにカバーするものが必要です。
また、死んでいる細胞だけにできることがあるのです。
髪は悲鳴を上げないし暑がることも寒がることも痛がる事もありません。
だからこそやらなければならないことがあるし、できることがある・・・と思います。
髪は自ら申告しないから、持ち主が声なき悲鳴に気が付いてあげないときれいな髪の毛でいられなくなる。
皮膚と同じ(かなり広義の意味において)たんぱく質主体だからと一緒に(同等・同列に)考えるのもどうなんでしょう。
強いて言うなら髪の毛は、肌の角質の部分と同列であり生きている細胞の部分とは違うものだろうと思っています。
何事においても頃合というのが必要で、トリートメントひとつにしても問題はその方法と剤の選び方ではないかと感じています。
もちろん、何を望むかが優先されるのは当然でしょう。
きれいな髪の毛、さらさらでしっとりしていてツヤツヤな髪の毛を目指すならお手入れは必要です。
やってはいるけれど結果が出ないという人は何かが違うんだと思います。(限界まできている髪は別にして)
ヘアケアの方法と剤の選択から見直してみることも有効な方法ではないでしょうか。
おしゃれもきれいな髪の毛も1日にしてならずです。
横浜市青葉区の田園都市線たまプラーザ駅にて親の代、昭和51年からサロンドプラザ美容室を営んでいます。縮毛矯正のMR.ハビットを初期から導入し毛髪化学・ケミカル関係に興味を持って今日のオリジナル矯正に至ります。ヘアスタイルは作品でなくて商品!お客様が満足できるかが全てではないか・・・と思います。